アキクサインコとサザナミインコの里親募集

***ピンクのヒナの販売と日々の出来事***  
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2011年秋生まれのヒナちゃん


10月5日に2羽のヒナが誕生しました

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10月5日生まれ   モーブ 

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M様にお迎えいただきました





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10月5日生まれ  クリームイノ

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T様にお迎えいただきました





レースウイングのナゾに迫る!?

*pure bird通信*で書いた記事の転載です。
遺伝のお話なので専門用語が多く、ちょっと堅苦しいですが
興味のある方はどうぞ。


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最近よく見かける
「サザナミインコのレースウイング」


レースウイングはルチノーやクリームイノの翼に
薄っすらとレースのような模様のある個体です。
レアな存在のため高値で取引されていますが
最近あちこちで誕生してるウワサが・・・。


今日は私の得意な遺伝理論を使って
レースウイングのナゾに迫りたいと思います!


レースウイングは色々な鳥種で存在します。
ノーマルでシナモン因子とイノ因子を持つオスが
クロッシングオーバーすることがきっかけで誕生します。
クロッシングオーバーは減数分裂の第一分裂前期に
相同染色体が対合して付着し、二価染色体を
形成する時期に起こります。
その確率はとても低く約3%と言われています。
ノーマルでシナモン因子とイノ因子を持つ♂でなければ
クロッシングオーバーは起こりませんが 、
このオスがレースウイングではありません。
外見はノーマルです。


<レースウイングの作り方>
まず最初にノーマルSPシナモン、イノのオス(ZcZi)を巣引きします。
(相手のメスは何でもOK)
この時、ごく稀にクロッシングオーバーが起こり
ZciZのオスが誕生することがあります。
このクロッシングオーバーした♂ZciZが巣引きすると
25%の確率で♀ZciWが誕生します。
これがレースウイングです! !!
オスのレースウイングを誕生させるには
クロッシングオーバーした♂とレースウイング♀を巣引きします。


メスのレースウイングが先に誕生するのはメスには
性染色体が1つしかなく「Zci」1つで表現型になるからです。
オスは性染色体が2つあるので「Zci」が2つ揃わなければ
表現型になりません。
オスのレースウイングを得るためには、まずメスのレースウイングを
誕生させ、そのメスと交配する別のクロッシングオーバーした
オスが必要です。
そのため長い時間と多くの交配が必要となります。                      


レースウイングがシナモン因子とイノ因子の交叉なら
サザナミインコも???・・・(・_・?)


そうなんです。
実はそれを書きたかったんです。
サザナミインコにシナモンカラーがいれば単純に
「そうです」で終わりますが、シナモン因子は髄質内にある
メラニンのうち黒い色素のユーメラニンが消失し代わりに茶色の
フェオメラニンが羽色に現れる因子です。
もしいれば、目は葡萄色で水玉&シマシマ模様が茶色の
サザナミインコに。


そんなサザは見たことないので国内では流通してないと思います。
SPの可能性を仰る方もいますがシナモンは伴性劣性遺伝なので
もしSPがいればシナモンのメスは簡単に誕生します。
現時点で確認できていないという事は国内には流通してない
といってもいいでしょう。
(海外ではいるようですが正式な文書やはっきりと確認できる
写真を見たことがないので未確認の情報です)


国内でレースウイングと紹介されているサザナミインコに
共通しているのは
「オスのスパングルSFspイノから誕生する」という事です。
このオスがクロッシングオーバーしていればヒナはレースウイングの
可能性もありますが、さて真実は如何に・・・。


※この記事は古い記事です。
現在はレースウイングではなく「クリームイノスパングル」
「ルチノースパングル」等の表記で流通しています。


以下の文章はあくまでも私の考えです。
こういった内容の文献等はありませんので「一個人の想像」
としてお読みください。 



スパングルは中間遺伝と言われてますが、性染色体に
係わる遺伝なので伴性優性遺伝では?と考えています。
オスの場合はエッジド因子が2つでスパングルDF、
1つでスパングルSFとなり保有数で羽色が異なります。
メスの場合はZ染色体が1つしかないためSFでオスのDFと
同じカラーになります。


上記の考えを採用し、ここから先はエッジド因子は伴性優性遺伝
としてお話を進めたいと思います。
エッジド因子とイノ因子が伴性遺伝ならこの2つをZ染色体上に
乗せることができるのでクロッシングオーバーが可能です。
レースウイングが誕生する方法は<レースウイングの作り方> に
記載した方法と同じなので省略しますね。


レースウイングが誕生するにはオス親がクロッシングオーバー
していることが絶対条件です。
なのでオス親には必ずスパングルSFイノを使います。
※シナモン因子の時は外見はノーマルと書きましたが、
エッジド因子の場合1つ保有するとSFとなり羽色に表現されるため
外見はスパングルSFイノになります。
(イノ表記までしたのは上記が性染色体に関わるカラーのため)
このオスからはレースウイングが誕生し、
同時にノーマルも誕生します。 
遺伝は対になって運ばれます。
クロッシングオーバーが起これば2つある遺伝子座の片方が
空席になるのでノーマルが誕生する仕組みなのです。


参考までにオス親がクロッシングオーバーしている場合と、
していない場合に誕生するヒナのカラーを
書いておきますね。


~オス親がクロッシングオーバーしている場合~

<メス親:ノーマル>
♂SFspイノ、♂ノーマル、♀レースウイング、♀ノーマル

<メス親:ルチノー、クリームイノ>
♂ルチノーSF、クリームイノSF(羽色にレース模様が若干反映されるかも)
♂ノーマルspイノ、♀レースウイング、♀ノーマル

<メス親:スパングル>
♂DFspイノ、♂SF、♀レースウイング、♀ノーマル


~オス親がクロッシングオーバーしていない場合~
  
<メス親:ノーマル>
♂SF、♂ノーマルspイノ、♀スパングル、♀ルチノー、クリームイノ

<メス親:ルチノー、クリームイノ>
♂SFspイノ、♂ルチノー、クリームイノ、♀スパングル、♀ルチノー、クリームイノ

<メス親:スパングル>
♂DF、♂SFspイノ、♀スパングル、♀ルチノー、クリームイノ


※上記の遺伝確率はすべて25%
ただしクロッシングオーバーと逆の現象も起こるため
実際と計算上の数値は異なります。


サザナミインコのレースウイングについて
繁殖されている方の親情報を元に書いてみました。
文中に何度も「レースウイング」という言葉を使っていますが
エッジド因子とイノ因子のクロッシングオーバーを
レースウイングと呼ぶのが適切かどうかは分かりません。
またクロッシングオーバーの確率は因子間の距離によって異なるので
エッジド因子とイノ因子の場合は3%ではないと思います。


※この記事は古い記事です。
現在は「レースウイング」ではなく「クリームイノスパングル」
「ルチノースパングル」等の表記で流通しています。


長々と書きましたが、遺伝は独学なので間違っているかもしれません。 
もし間違った記述がありましたら訂正記事を載せたいと思いますので
理論的に説明できる方がいらっしゃいましたら
ご教授いただけると有り難いです。


<連絡先>
purebird525@yahoo.co.jp









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